週末に第8戦オランダGPを控えてる段階でモトGPをあれこれ振り返ってみますかね。
序盤から目に付くのはマルク・マルケスの不振。サーキットレコードを更新しながら追ってきたロッシにかわされたあとも無理を通そうとして頓死。
急にやられたわけじゃなくボードでも再三ラップタイムの違いを把握出来ていたはずなのに接触お構いなしな走りを繰り広げた末に自爆とも言えるような転倒。常に100%でアタックするのが自分のやり方ってことなんだろうけど、このときくらいペースが違っていたら一旦まともにライン譲って本当についていけないペースなのかを確認する余裕が欲しかったな。
4戦、5戦と、それでも自分の走りでなんとか出来るという自信が感じられたんだけど、このあたりになるともうピットでの笑顔が消えてしまっている。(あの朗らかなマルケスが・・・)
ムジェロでの終盤戦。ハードにプッシュして行きたい・・・その強い気持ちは痛いほどわかるシーンだったが・・・
今年のRC213Vは昨年のように彼の走りを受け止めてくれない。
その次のカタルーニャでも転倒・・・グラベルで頭を抱えレースを終えてしまった。
くさるなよ、マルケス。これだけ決勝レースで転倒を重ねても大きなケガをしてないことを幸運だと思って今を堪えるのだ。好調のヤマハの二人相手に70ポイント近い差を埋めていくのは容易なことじゃないけど、このまま終わっちゃチャンピオンの名がすたるってもんだ。(頑張れ!)
第3戦の頃、スズキのエンジンのパワー不足をアレイシ・エスパルガロに嘆かれ苦笑いしていた開発ライダーの青木宣篤も・・・
ポールポジションを得るに至った第7戦ではこの表情です。(勝負になるレベルに到達)
さて、ここからは絶好調のモビスターヤマハの大特集! 地元開催のスペインGPで優勝してロレンソランドの旗をぶっ立てようとしたが地面が固くて折れるの巻。(笑)
連勝を続けて優勝パフォーマンスのバリエーションも増えていく。
ムジェロの熱気ってのはいいよねぇ・・・(黄色が目立つ)
スタート直後から積極的に前へ出て淡々とリードをひろげる速いロレンソが帰って来ました。
ロッシも予選ふるわずとも必ず決勝で間に合わせて表彰台に乗ってくるんだな。
マルケスが不振にあえぐ中、絶好調のロレンソは連勝を4つに伸ばす。
逃げるロレンソをロッシが遠めから追ってくれたおかげでレースに最後まで緊張感があった。
第4戦の反省から旗、いやハンマーが絶対打ち込めるように強化されました。(^-^;)
ヤマハの柳社長は今シーズン初めての現地観戦で最高の結果を得たぞ。(満面の笑み)
7戦終わりでマルケスが69ポイント差の5位にいるなんてな・・・
例年通りオランダGPはレーススケジュールが一日早いんで、もう間もなくって感じだね。フリープラクティスでロッシが先行してるみたいだし、本気のつば競り合いがいよいよ始まるか・・・
オマケでケーシー・ストーナーによるRC213V-Sのデモ走行の様子もアップしておく。
日本で買うと2190万円するという最近噂のお宝バイク。
バイトもいいけど鈴鹿の8耐もしっかり頼むぜ。(^-^)
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